転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す

3つくらい読みかけのとかあるんだけど、長くて疲れたりワンパターンで飽きがきたりで読む手が止まりかけ。そんなところにアーススターでコミカライズされたのを前にも読んでいたけど、こないだ3話が公開されたタイミングで読み返したらなかなか面白く原作見てみたら程良い長さだったので手を出してみた。
まだ投稿始めて一年、100話しかないのに既に書籍2冊、コミカライズが始まるというこないだ読んだスキルボードと同じような勢い。
最強の存在が生まれ変わると未来は魔法やら技術が退化していて、ただでさえ強かったのに過去では常識レベルのことさえ驚かれるチート物語は、魔王学院の不適合者とか失格紋の最強賢者とかで散々見てきたけど、女主人公パターンはまだ見たことなかった。職業はベタな聖女という設定で、結局はよくある設定と設定の組み合わせでしかなく、斬新さは微塵もないんだけど、女主人公の小説は本好きの下剋上くらいしか読んだことないのでまだ目新しく、楽しく読めた。結局、シリル団長とくっつくんだなとかパターンが見えてきている気もしたけど。
上層部に認められるのが早かったり、魔王の右腕とやらがレベルが落ちた騎士団を壊滅に追いやれるくらい強いなら、生まれ変わりを待つ前に人類や勇者?である兄がいる王国を滅ぼしに来ているんじゃないかと思ったり。封じられただけなら魔王復活しないのかなと。
だけど、最新の話まで読んで思ったのが、実は魔王の右腕も既にカノープスたちによって倒されてるパターンあるんじゃないかな?でなければ魔王城の横に墓なんて作れそうもないし、護衛騎士がどれだけのものかとも思うが騎士としてはかなり弱いと表現されたカーティスの身体でAランクの魔物も単独で軽々と倒している辺り、今世最強だったシリル団長よりも強い可能性は十分にあるし、そもそも一人で敵討ちしたとも限らない。となると賢しげな黒竜が知らないのはおかしいようで千年引き篭もっていたなら300年前のことは知らなくてもおかしくないのかとか、存命でも黒竜王とやらになれば右腕なんて怖くないのか、そこら辺どうなるのか気になるようで、聖女であることをひた隠す様子を面白おかしく書かれる方が大事だからオチなんてどうでもいいのか。
主人公の性格も隠しごとが出来ないのに自分ではうまくやれていると思い込んでいる、これまたいくつかのコミカライズ化された作品でも見てきた典型的なやつだけど、まだ読み込んだ数が少ないのでまだ楽しめている。こうくるとまだ話が全然進んでいないことがもどかしい。