ロメリア戦記~魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織した~
コミカライズ1巻を表紙買いしてみたら予想外に面白くて原作読んでみた。
婚約者の王子や仲間たちと魔王を倒した伯爵令嬢だが後方支援が主だった主人公は婚約破棄されてしまう。おまけに王子はパーティメンバーの聖女と結婚し、実家にも居場所がなくなり地方へ行くことに。ここら辺、よくある悪役令嬢系とパーティ追放系をミックスさせた感じだけど違ってくるのが、魔王を倒しても魔王軍がまだ健在で、それを駆逐するのが目標なこと。主人公には戦闘能力がないので兵士、軍を育成していく点。農民上がりの新兵が徐々に強い魔物や魔王軍の兵士と戦っていく様は新鮮でよかった。
魔法を使えるようになったアルとレイだけど、毎回槍で刺して傷口から燃やすか空を飛んで串刺しにするワンパターンなのが残念。それ以外の兵士は一応強い描写があるけど、二人には勝てないし。魔王軍も魔王の弟のガリオス以外は人間よりは強いってくらいで魔法を使えるのも一部だしもう少し設定あっても良かった気もする。
寝取った形の聖女だけど、王子(即位して王になった)のボンクラぶりと国の財政難などで目が覚めた感があり、最新話では主人公を助けたとこなので、テンプレと違った感じで続きが気になる。聖女クラスになると四肢の欠損も治せる設定で、三人いる魔王軍との戦いで手足がなくなった隊員を治してくれるのかが見どころかな。治ったところで悲劇が起きるパターンかもしれないけど。
書籍は小学館のガガガブックス。買ったことない。コミカライズはマックガーデンのマンガドアとかいうアプリ。聞いたこともないけど、インストールしてみるかなあ。マイナーな媒体だと総じて作品のレベルも…だけど、これは掘り出し物だった。というか書籍の二巻からはコミカライズの人が挿絵なのかな?キャラデザは一巻の人になるからハメフラとかと同じパターンとは言えないけど。
180まで読んだ。