転生王女と天才令嬢の魔法革命

マオウでコミカライズ。田中家といい、上手い作画連れてくるなあ。
テンプレの悪役令嬢の追放シーンの舞台に事故で乱入してきたのは転生した王女だったという一捻りのツカミは上々。令嬢も悪役に仕立て上げられただけでいい子、なのはいいんだけど、ここからガールズラブになるとかならんとか。その手のはなろうでは未読なので嗜んでみるかと手を出そうとしたけど、活動報告を先に読んで失敗した。主人公が転生前は男性の所謂TS転生者なのではないかという疑問に対し、作者曰く、人格は地続きではなく知識や常識を引き継いだだけで元の性別は本人も知らない、キャラクターを見てほしい。細分化したジャンル分けをするとTSはお口に合わない、主義に反するものは読みたくないという読者もいるようだし、それ自体は別に構わない。読めるジャンルを自ら狭めてしまうのは勿体ないとは思うけど。まあ明かしたくないというのも作者の自由だからそういう設定なのね、と本編を読んでみた。そうしたら、まだ序盤のうちに国王である父親に家族としての実感が薄いとさ王族という仕切りは自分が望む家族の温もりには遠いとか言っちゃってる。知識常識認識は転生前の現代仕様らしいけど、人格は別のはずなのにこいつはどこを向いているのだろうと甚だ疑問。この後解消される展開だったり読み違えてることもあるのかもしれないけど、なんだこりゃと思う気持ちが強い。
完結済みらしいので、いつか一気に読むかもしれないけど12/204で一時脱落。
絵が上手いのでコミカライズは期待している。田中家もだけど、ツカミは本当に上手い。