クローバーフィールド THE HAKAISHA

そういえば観てきた。wkwkする予告編にいてもたってもいられず初日に行った気がする。だいぶ日が経ったのでホントに初日だったかは覚えていない。確認する気にもならない。
一言でいうと「最悪」。もう一つ加えるなら「後悔」。
ニューヨークに怪獣が現れてビデオ片手に逃げまどう一般人目線からの物語。
発想はそれなりに面白いというか組み合わせの妙というべきなのかもしれないけど、全編手持ちカメラの映像で同時に字幕を読んでいたら酔った。英語ヒアリングできればよかったんだけど、終盤に差し掛かっていたのでどんな展開が待ち受けているのか一応金も払っているだけに気になっていたので自分を誤魔化しつつ観続けた。
でも冒頭で掲示されていたビデオが発見された公園にたどり着いた時点で、これ以上の展開は望めないのが分かって萎えつつ、主人公が土砂で生き埋めにだか圧死かなにかで死んだ後で全容が明らかになるのかなと思ってエンドロールも最後まで観てもなにもなかった。そこがスッキリしない要因かな。
怪獣が暴れているとか、噛まれたらなんらかの病気?が発症して死亡とか、これまで観てきた映画や漫画なんかの設定を踏襲しているので、観客は画面の中で起きているであろう事態の想像はできるけど、何がしかのきちんとした結末が観たかった。
宇宙戦争』も、なんだか分からないけど侵略されて逃げまどう展開だったけど、あれもスッキリしなかった。『インディペンデンス・デイ』みたいに大統領が演説かましたりして突っ込んだりする娯楽大作の方がなんだかんだで好き。やたらメディアで情報を規制したりして期待を煽っておいてあの内容じゃ落差があって酷評するしか。内容が分からないのでとりあえず観客入っちゃって一位、というのは自分も観に行ったクチなので結果的に仕方ないけど、映画を観た観客が絶賛しているCMは観ていて腹立たしくなる。
ストーリー自体は単調でも舞台設定が気になって観に行く映画なんてのは結構あるけど、それは往々にして全体としてはつまらなかったとしても、気になっていた内容を目にしてスッキリしたという満足感だけはいつも得ていたから、ここまで観に行ったのを後悔させられるのは逆に珍しい。