劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち

完結。原作の先の話しを描くということで割と楽しみにしていた。入場者特典の冊子も無事ゲット。公開の劇場数が少ないのもあってか前列以外は満員状態。
ストーリーは原作読んでいて抜け落ちてるなと思ったとこ、ネタバレになるけど最高神が出てきた。このためにとっておいたのかな。なんだけど、まあ大したヤマ場もなく終わってしまった。今更操られた巨人族と妖精族が出てきても強敵たり得ないし、苦戦するのは聖騎士たちばかりで盛り上がりに欠ける。意味深なことを呟くbotになったマーリン以外に見せ場を作ろうにもあんなのが相手じゃねぇ。
作画はアニメ同様、いや一応それ以上のクオリティは確保されていたけど、そこまでなんだよなあ。5年10年前なら神クオリティとか言われたかもしれないけど、今だと綺麗だね止まりなんだよな。脚本や演出も最近のジャンプアニメ映画に比べると数段劣る。「まだこんなことやってんの?」ってくらい低い。来月公開のヒロアカの劇場版はこんなもんじゃないだろうなと七つの大罪観ながら考えてしまうほどに退屈。
最後はメリオダスとゼルドリスの梶裕貴一人芝居でエンドロールに入り、最後がこれかあ…と思いながら歌を聴き終えるとbot姐さんことマーリンとアーサーが意味ありげに再登場して続編への余韻を残す。今週号のマガジンにもアーサーが出てきて時期的にぶつけてきたんだな。こういう演出は好き。呪術のアニメでも釘崎でやってたやつ。これを観るために観てきたんだと思い直した。七つの大罪なんてアーサー王伝説の序章だからな。続きに期待。