BULL 法廷を操る男

シーズン1終了。裁判科学という切り口からの法廷ドラマ。基本的には原告被告側の双方が陪審員を忌避するかどうかを選ぶ際に候補者に対して質問を投げかけその反応を見て助言をする。その後、選定された陪審員と同じような年齢、人種、職種、嗜好等を持った 擬似陪審員を探して雇い、彼らの生体反応をモニタリングすることにより、効果的な戦術を予め探るのが基本的なパターン。陪審員はハッキングにより即座に経歴を詳らかにされるのは都合いいなと思うが、説得力持たせるにはこれくらいのファンタジー要素がないとダメなのかな。
全米各地に赴くので、その土地ごとに裁判の仕方が異なり、基本パターンが使えないなどの縛りで幅を広げるなど、やりつくした感があるが面白かった。お抱えの元検事の弁護士ベニーもいるが、州ごとの資格のためだったり、依頼主が別の弁護士を雇っていたりでバリエーションをつけるのも良かった。最初は素人然としていたのに、ブルと組むことで勝ち方を学び最後にはブルと対立することになるリバティも良いキャラしていた。
何より、弁護士ベニーがThe Night Shiftにも出ていたフレディ・ロドリゲス。あちらではシーズン2で退場してしまったけど、こちらは2番手のメイン役。何より引き続き声優が古谷徹なのが嬉しい。ナイトシフトは先に終わってしまったけど、ブルはシーズン2が放送中だけど、その後はどうなるんだろうか。主役のブルの吹き替えは東地宏樹なのもポイント高い。ブルはNCISのアンソニー・ディノッゾ役だった俳優で、人気ドラマのレギュラーの新作が人気とは聞いてはいたが、ここ最近のWOWOWの新作ドラマの中では一番良かったんじゃないかな。早くシーズン2観たい。