ひまわりっ

あと2回で完結。常々思っていたことだけど東村作品は

  1. まともに完結した作品がない
  2. 最新作が一番面白い

のが特徴であり問題でもあると思っていた。
ユカちゃんは途中で止まったままだし、『高円寺チェリーボーイズ』もなんとなく終わっていた。そしてユカちゃん連載中にひまわりっが始まると、これまでの作品に登場していたキャラをいじることでよりキャラ立ちさせて面白さの勢いを増してきた。しかし、その後のテンパリストの連載開始後は父親が出てこなくなったり、恋愛のほうに比重を置きつつギャグを混ぜることでカオス化していく。ウイング関先生が人気らしいけど、個人的には展開の邪魔になることが多かったように思う。キャラ強すぎ。
そんな中でテンパリストの人気が出てきて今では代表作になりつつあると作者自身が書いていたけれど、これも作者が描いていた通りごっちゃんの成長によって面白い言動が減ってきて作品自体の面白さも減ってきた。
となると現在連載中の『海月姫』が一番面白い…とも断言できないでいる。時折出てくる運転手の花森さんと三郎太おじさん(総理大臣)は面白いんだけど、恋愛が絡んでくると勢いが殺がれている気がする。天水館立ち退き回避という目標があるハズだけど、そこ(自分らで買い取る)に向かって着実に進むわけではなくて3歩目ぐらいでうろうろしている感じ。