創刊10周年。ということで表紙は連載キャラ全員集合、って一番目立つ「潔く柔く」は番外編のヒロインではなく相手の男の古屋。古株の一つであった水沢めぐみの「キラキラ100%」も終了(番外編があるらしいけど)。最初は姫ちゃんを思い出してしまって高校生という設定すら厳しく感じたけれど5年以上読んでいれば慣れた。
ともあれ看板不在。小粒な中堅が揃っているだけで「NANA」(女性週刊誌報道のせいかコメント載っていた)に「クローバー」なんかの人気作が表紙を飾っていた初期と比べると弱すぎる。きちんと読んでいるのは半分ぐらいになってしまった。育児やらおそらく年齢的なところからかで休みをはさんでいて大事にしているなというのは分かるんだけど、10人ぐらいの作家がコミックス5冊ぐらいのマンガを描いては新連載、というルーティンに近い。ムダに長いのがいいわけでもないけれど、最近はティーン向けの別マのほうが面白いのかもしれないと思っている。ギャグは「きせかえユカちゃん」以後はかなり厳しかったけれど、最近は盛り返してきている印象。「日曜日はマルシェでボンボン」はクッキーじゃないんじゃないかなあと思いながらもこの手のは好き。あと「はろう警報」の女上司成実さんがいいなーと思ったら、今月は超プッシュ。とてもいい。ギャグとしてはどうかなとは思うけど。
この10年でアニメ化やドラマ化、映画化されたのは「NANA」と「渋谷区円山町」だけ?もちろんメディアミックスがいいことだらけとも思わないけど、いまいち勢いが感じられないのはこのせいもあるのかな…。