エイプリルフール

北海道新聞の朝刊に札幌に新しい区「発寒区」ができるという記事が載っていた。
小見出しには人口6万4千人と書いてありその時点で190万人都市の11番目の区にしては人数が少なすぎるのでおかしいだろと思い、さらに横には札幌市には東南西北と中央区白石区があるのでこれで發がそろい大三元完成というアホなことも書いてあった。そもそも、20数面ぐらいの中途半端な位置にあったので、重要度からしてもおかしいと思っていたし、いい加減ネタだと気付いて紙面のほかの箇所に目をやると時計台を世界遺産に申請するとかマンモスを復活させるとかネタばっかりで、一応隅っこにエイプリルフールでフィクションですと但し書きが入っていたのを確認してほかの紙面を読んだ。


別におもしろいこともなく、わりと忘れていたんだけど、今日だけで二人に「新聞読んだ?」と言われた。「おもしろいよね」とかそんな感想ではなく、信じていた。いやいやいやと訂正したものの、その場に新聞がなく容易には信用してもらえず苦労した。即ネタ認定したので記事の詳細には目を通していなかったんだけど、中身はしっかりとしていて説得力があったらしい。
曰く、北区と東区で分区の計画があるものの、移転の費用がかさむので実現できていない→記事では、既存の施設を利用するのでコストをかけない
等々、地域の取り組みを評価とか確かに「へー」と思ってしまう出来映え。



朝の忙しい中、隅々まで読むことなく、家を出るひとも多いだろうし、けっこう信じているひとが多いんじゃないかと思う。というか新聞社に苦情きてるんじゃないかな。信じていたひとも怒っていたし。