転生先が気弱すぎる伯爵夫人だった~前世最強魔女は快適生活を送りたい~

コミックガルドの新連載。絵が上手くて目を引かれた。原作者の名前どこかで見た記憶が、と思ったら、白豚令嬢の人か。ガルドで最近始まった芋くさ令嬢もこの人なんだよなあ。あっちは化粧落としてしまったらもう終わり感があってリバウンドが出来る白豚以上の出オチじゃないかと思ってるんだけど、はたして今作は。

侍女に嘗められっぱなしの気弱な伯爵夫人ラムは、嫁入り先で辛い思いをしていた。新婚のはずなのに夫の伯爵にも見向きもされない。そんなある日、壁に頭をぶつけて前世の記憶を取り戻す。前世のラムは国で最強と謳われる偉大な魔女だった。窮屈な生活にうんざりした彼女は記憶を取り戻したのをいいことに、好き勝手に生きることにする。

あらすじの通りで、そんなに目新しいとこはないかな。この作者の他二作品とは違うようだけど。自ら転生したのではなく、大怪我を負い死にかけたときに自分を慕う弟子が転生魔法を使ったという設定で弟子二人も転生している。記憶を取り戻したら今まで見向きもしなかった夫に惚れられ義理の息子にも慕われ、さらに弟子たちも今世では猛烈にアプローチをかけてくる逆ハー展開はこの手のをまだあまり読んでないから少し新鮮。転生しなかった三人目の弟子が敵っぽい設定の教会の教皇で500年間生き続けているっぽい。魔法使いを弾圧しているのも主人公の死が原因なんだろうけど、あまり物語に奥行きがなくて先の展開が少なそう。対立する教会の魔法使いの聖人が弱すぎて話にならないところからの教皇は弟子でしたではなあ。色々拗らせて一悶着あるのだろうけど、戦力差がありすぎる。
序盤の世界観や設定紹介は漫画のほうがすっきりしていてその後に原作読むと読み難いとさえ思ってしまった。検索してもヒットしないので新人なのか別名義なのか分からないが漫画家の力量が高いのかもしれないから漫画は漫画で続きが楽しみではある。
98まで読んだ。