最後まで読んでみたけど、割とガッカリ。転生のカギを握るオプスをあっさりと見つけてしまうし、称号持ちとやらの設定もまあいいとして、最後が全(員ではないけど)プレイヤー参加のモンスター退治。ただし、オプス配下による手心を加えられたヌルゲー仕様ってのが一切盛り上がれず。そもそもケーナの最大魔法で一帯を消滅させられるから、被害範囲の調整が難しいという点だけ除けば窮地でもなんでもないもんなあ。ほかのプレイヤーは転生ではなくコピー設定らしいけど、メタ視点では問題ないとしてもコピー人格とは言え廃人プレイしていたならまだしも、適当に遊んでいただけのほぼ新規は帰りたいと思うだろうし、姉弟揃って来てしまったら残された家族は…と考える様子があまり見られないのも都合がいいな。オプスが大会に参加した目的もよく分からないし、後半の展開、というかweb版の展開には疑問符がつく場面が多い。書籍版ではロクシリウスに契約魔法を使ったのがオプスかどうかは定かではないけど、オプスの場合は引きこもっているのではなく暗躍しているので展開が変わってくるはず。その後の展開含めて大きく修正が入るなら読んでみたいけど、このままなら…。