僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング

公開初日に観てきた。ジャンプで作者のコメントで時系列がアニメよりだいぶ先の設定というようなことが書かれていたけど、特に読み返して復習することもなかったな。歴代の継承者の容姿が出てきたのとホークスがまだアニメでろくに登場してないかもってくらいかな。
余計なヒーローを排除するために孤島を用意し、襲撃時には本土への連絡も断つという設定でデクたちの活躍機会を増やしたけど、また島か〜と二作続けての設定に出鼻から白けた。そもそもナインは普通に上陸して活真を襲えば良かったんじゃないか?派手に暴れる意味が分からない。奪った個性で何をしたかったのかも今ひとつ飲み込めず。最初の襲撃後、炊き出しを雄英生がやるのもおかしい。本土への連絡手段がないあの状況下で働かせるのは…。あと、最後の地形変動させちゃうレベルの技の応酬で住民が逃げ込んでいた洞窟は崩壊すると思う。
終盤で最後の手段としての個性の譲渡は展開としては凄い上がった。原作のラストでありそつなネタ。だけど、今後の整合性をどうするのかメタで考えながら観てしまったので没入することは出来ず。渡す前にホークスが来るのかとか、最後で再度譲渡して返還もあるのかいやそうなると歴代継承者の中に爆豪も入ってしまうとか。ドラゴンボールの悟空とベジータ級の並び立ちはカッコよかったけど。
そんな風にあれこれ考えながら観たけど、オチは実は譲渡されてませんでした!爆豪は忘れてます!なんだそりゃ!!
それでも前作に続いて映画の出来は良かった。作画が微妙になるところもあったけど、ジャンプ原作の映画としては良い。ただ、クラスメイトに見せ場を作るのはなかなか厳しいんじゃないかなあ。戦闘向きじゃないのも多いからなあ。