ミディアム7 最終章 #13

長年続いたドラマがついに終了。実在の霊能者がモデルの犯罪捜査モノというかなり奇抜な内容だったけど、夫と三人の娘たちとの家族劇の側面も多く、遺伝で徐々に力に目覚めていく様を描いたりで派手ではないけどしっかりとしたドラマだった。6辺りで放送局が変更になったものの、そんなにスケールダウンしたような気もしなかったし、このまま続いていくのかなと思っていたらキャンセルに。
今シーズンは長女が大学へ進学し、後半は出番がなかった。最終話だけ出ていたのが救い、と思ったら最終話こそ驚きの結末だった。夫のジョーが飛行機事故で死ぬなんてまさかまさかの超展開。打ち切りマンガならある話だけど、これは実在のモデル、というかアリソンという実名も使っているだけに家族の生死は変えてこないだろうという予想をしていたので驚いた。まあ、だからこそ未知の結末を用意してきたのかもしれないけど。
五年ほど前に実在のアリソン本人と家族が来日して、アリソンがイベントに出演したことがあった。それに当選したものの、行ってみると満員で入場できなかった。するとイベント後の一家がロビーを通り挨拶していく場面があったので、一応一家を実際に見たことがあった。それだけにジョーが死ぬとは到底思えなかったというのも驚きの一因。本物のジョーはどちらかといえばデスパレートのリネットの夫トムに似ていた。
あと最後にキャスト紹介があって、三女マリーを双子が演じていたのには驚いた。オルセン姉妹のように古くからの定番なのかな??
デスパレートもアメリカでは終わったらしく、2000年代半ばからの定番がドンドン終わりを迎えていく。別れたりくっついたりで視聴者をひきつけるドラマが多い中でミディアムはリーの結婚以外には子供たちの淡い恋愛くらいしかなく、それも事件に絡めたものでデュボア夫妻の盤石っぷりは他とは一線を画していた。まあモデルがあるだけに突飛なこともできなかったという見方も出来るけど。
そういえば、イベントで門前払いをくらい、恵比寿ガーデンプレイスを後にして渋谷の劇場でボラットを観て帰った。その後、サシャバロンコーエンの新作ブルーノを観にいくと、ブルーノがミディアムのロケに参加していたシーンがあり驚いたのもいい思い出。