(500)日のサマー

観てきた。こないだレイトンが今年初劇場って書いたけど、前の週に思いっきり東のエデン観ていた。
最初に思ったのが「ドクター・リードがいる!」ってこと。クリミナル・マインドのリード役マシュー・グレイ・ガブラーが友人役で出ていた。ここにかなり気をとられた。
時系列をバラバラにしながらも出会いからと300日前後を行ったりきたりでサマーに近づいていく様子とフラれて落ち込む様子を対比的に登場させているので飽きがこない。初めて見たときから、目を奪われても自分には縁がないと線を引いてみてもエレベーターであっさりと心を掴まれる様にも心当たりがあったりでいい導入だった。サマー役のズーイー・デシャネルは引いた状態だとすごいかわいかったり、きれいに見えるんだけど、寄るとそれなりに年を感じてしまう。撮影時は20代だったのに。どこかで見たことのある目力…と思ったらBONESのプレンティスの妹!!
エレベーターの辺りから既に自分の目線をトムとだぶらせながら観ていた。好きな音楽がいっしょだと嬉しいよねとか、近くを通るタイミングを見計らって音楽をかけてボリューム上げてみるとか、今でも女の子の好きな曲をかけてメッセンジャーに表示させて会話の糸口にしようとしている自分に重ねてしまい悶絶。結局男のほうがドリーマーなところとか、ある日起きたらこの人じゃないと思われたとかダメ要素をすべて自分も持っているので途中からつらくて仕方がなかった。最後はヨリを戻すと思って観ていたので、340日ぐらいに結婚式へ出席する汽車の中で再会したときにはトムと同じようにその後を楽しみにしていたらまさかの婚約指輪。立ち直りも振り切れもできていない状態でそれを見せられる心中は推し量りきれず…。
失意のどん底で会社も辞めてしまい、ようやく再起しだしたところでサマーは結婚してしまい、タイトルの500日目になにが起きるのだろうとラストシーン。次の出会いがあるまでが500日だった、というオチなのね。そう考えると自分は今何日目なんだろうと数えて恐怖。
10年後ぐらいに観たらもう少し客観的かサマー目線でも楽しめるようになると思うので、今観なくても良かったかも。と言いつつDVDになっても観なかったと思うので観といて良かった。